奈良県内の埋蔵文化財の発掘調査および研究を目的として1938年に設立され、 付属博物館ではその調査・研究の成果に基づいて県内出土の考古資料を旧石器 時代から、江戸時代まで時代を追って展示している。縄文時代の土器や石器、 弥生時代の銅鐸、古墳時代の巨大な埴輪、飛鳥時代の中国製文房具(筆の軸と 硯)など、日本史のなかで重要な位置を占める奈良の歴史について理解を深め る常設展示を行っている。毎年春と秋に特別展が開催されている。