
情報サービスの代表的なものが、データベースサービスである。各種の情報を 収集、整理して蓄積し、顧客の求めに応じて、オンラインで端末のコンピュー タへ、あるいはフロッピーなどに入れたパッケージ販売のかたちで情報を提供 している。 現在、企業経営、マーケティング、証券、金融などに関するデータの販売が規 模を拡大している。特に多種類のデータベースをつないだ総合データベースの 利用度が高まっている。 関西の、パソコンソフト開発会社各社は、家電量販店やディスカウントショッ プの商品店頭価格などをデータベース化し、オンラインで顧客に提供している。 データベースサービスは主に企業向けだが、商用ネットを介したパソコン通信 サービスは個人が中心で、家庭用パソコンの普及とともに、利用は急増してい る。さらに、一つのネットを入口として、他のネットにアクセスし、さまざま なサービスを受けることができるゲートウエイ機能により、急速に利用者の層 を拡大しつつある。全世界規模のインターネットへのアクセスも可能となり、 ビジネスでの利用も急速に増加している。 ケーブルテレビ(CATV)はすでに一般化しているが、さらに進んだ画像供給サー ビスがビデオオンデマンドである。利用者は光ファイバーを通じて好みの時に 好みの映像ソフトを見ることができる。この分野において松下電器は、超並列 情報処理研究グループ等で画像配信技術の研究を進めている。