●神戸空港とびわこ空港

21世紀における航空需要の増大を視野に、神戸市と滋賀県が新しい国内空港 づくりを計画している。

神戸空港は、ポートアイランド沖約3kmの海上約300ヘクタールを埋め立て、 2,500mの滑走路一本を設置、神戸と周辺地域、約500万人の都市圏における 航空利用者の利便を図るとともに、兵庫県地域航空システムの母港と位置付 けられている。開港目標は2003年で、開港当初の発着回数は年間13,000回、 利用者は240万人を見込んでいる。

びわこ空港は、滋賀県南東部の蒲生、日野両町にまたがって計画されており、 用地は約180ヘクタール、滑走路は2,000m(将来は2,500mに延長)。札幌、仙 台、新潟、福岡、鹿児島、那覇など六都市と結ぶ国内便のほか国際チャータ ー便の就航も予定している。

びわこ空港は、近畿・中部地方の空港空白府県のほぼ中央に位置しており、 名神高速道路にインターチェンジを新設するなど空港へのアクセス整備や、 空港周辺では、空港公園、総合流通センター、臨空産業団地などが集まった 「びわこ臨空都市」を計画中である。