APECの作業部会の活動への非メンバーの参加

に関する基準及び原則についての提案


原則

  1. 一方において、APECがクローズド・ショップ(組合員だけを雇う会社)であるかの如き外見を与えず、非メンバー経済との有益な接触から切り離されないことも重要であるが、他方において、APECとして基礎固めと有効性の必要を十分重視することも重要である。
  2. 参加申請を検討するに当たって、以下の諸原則が提案されている。
    1. 非メンバーのいかなる作業部会への参加も、関係する個々の作業部会においてコンセンサスにより決定されるべきである。
    2. 各申請については、それ自体の当否に基づき検討されるべきである。
    3. 地理的位置に第一義的重要性が付されるべきであるが、申請者の有する特定の専門的知識や情報に考慮が払われるべきである。
    4. 作業部会は、申請者が当該部会の作業に重要な貢献を行い得ることにつき納得する必要がある。
    5. 作業部会への参加は、将来の正式参加や他のAPECの活動へのオブザーバーとしての地位について何ら暗黙の指示を意味するものではないことが明確に理解されなければならない。

運営

  1. 非メンバーの参加は以下の通り運営されるべき旨提案されている。
    1. メンバー、APEC事務局及びオブザーバー以外の全ての参加者はゲストとするべきである。
    2. 関係する作業部会においてコンセンサスに達した場合には、リード・シェパードは、事務局を通じて全メンバーの高級事務者から承認を求めるべきである。
    3. その後、参加の条件は当該作業部会のリード・シェパードにより標準的形式で当該ゲストに伝達されるべきである。
    4. ゲストとしての地位は暦年ベースで一年間付与され、参加の更新は、新規の申請または招待と同様の手続きによるべきである。
  2. 既存の四つの参加形態、即ちメンバー、APEC事務局、オブザーバー及びゲストの他に、追加的な参加形態の導入は提案されていない。



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